大豆オイルは脳に悪い影響を与える。
大豆オイルが脳の遺伝子に影響を与える
Date: January 17, 2020
Source: University of California - Riverside
えっ、大豆オイルって体に悪いの?って思ってしまいました。
植物性の油だから体に良いものだと思っていました。しかしこの研究では大豆オイルが脳の遺伝子に影響を与えてしまうそうです。
この大豆オイルですがアメリカではたくさん使われている様で、例えばマヨネーズとかファーストフードの揚げ物なんかに使われています。この大豆オイルが肥満や糖尿病、脂肪肝などを引き越すことは以前の研究で言われていました。その後も同じ研究が行われており結果に変化があった様ですが。
で、今回の研究では、視床下部という食欲や睡眠、自律神経のコントロールなどを行っている所に悪い影響が出ると言っています。
オスのマウスにこの大豆オイルを与えると視床下部(出るところは下垂体)が分泌するオキシトシンというホルモンの量が減るそうです。オキシトシンは自分の子供を見ると幸せな気持ちになったり、癒されたりするときにでているホルモンです。他にも100以上の遺伝子に影響を与える様です。自閉症、パーキンソン病、不安症、なども引き起こされる可能性を示唆しています。
大豆オイルは不飽和脂肪酸を多く含んでいるから体に良いものだと思っていました。確か不飽和脂肪酸は体に良くて飽和脂肪酸は体に悪いと教わったと思います。例えば不飽和脂肪酸の両雄であるDHAやEPAは体に良い油ですよね。ということは不飽和脂肪酸だからといって全部が全部、体に良いという訳ではないんですね!
あと、大豆オイルがマウスにその様な影響を与えるからといって大豆食品がみんな体に悪いかというとそんなことはなくて、豆腐や豆乳、枝豆、醤油などは体に良い物質をたくさん含んでいるので投げ出さないでくださいと研究者の方は言っています。
何が良くて何が悪いのか分からなくなってきましたが、まだ、なんで大豆オイルが視床下部遺伝子に影響を与えるのかは、化学的には詳しくわかっていない様です。今後研究が進むとまた違った結果が報告されるかもしれませんね。