今住んでいるところの話

別にディスっているわけではありません

私の今住んでいるところは具体的には言えませんが、ちょっと特徴的です。土壌的に田んぼがあまり作れない場所です。今は土壌が改善されて田んぼが沢山ありますが昔は畑ばっかりだった様です。なんでかと言うとほぼほぼ火山灰だからです。周りが山だらけなのです。つまり、痩せた土地なんですね。水捌けが良いので田んぼには向きません。

 

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よく時代劇を見ると何万石の大名なんて言葉が出てきますが、これってコメの量を言っていた様です。つまり昔はコメがその人の財産と同じ意味で使われていたのです。米が取れない土地は貧乏な土地ということになります。私が今住んでいる土地は昔何を作っていたかというと、コンニャクを沢山作っていた様です。

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私が子供の頃「木枯し紋次郎」という時代劇をやっていました。時代劇に興味などなかったのですが、うちの姉ちゃんが大好きで一緒に見ていたのです。江戸時代は渡世人と言って各地のヤクザの家を渡り歩きながら旅をしている人がいました。この渡世人に仁義を切られたヤクザはその人を泊めてご飯を食べさせなければならないのです。なぜならヤクザ同士の喧嘩になった時、渡世人に加勢してもらえるからです。

 

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で、この紋次郎も渡世人なのですが、いわゆるトラブルメーカーなのです。どこへ行っても嫌われます。喧嘩は強いのですが、それ以上の災難が泊めたヤクザの家に降りかかるのです。ですから、紋次郎に仁義を切られたヤクザはなんとかして断ろうとします。でも仁義を切られた以上は断る訳にはいきません。ではどうやって追い出すかというと、コンニャクずくしのご飯を出すのです。紋次郎はこんにゃくが大嫌いなのです。出されたご飯は一粒残らず食べないといけません。全部食べないとその家を追い出されてしまうのです。つまり、コンニャクを出されると紋次郎はその家には泊まれないのです。

 

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なぜ、紋次郎はそんなにコンニャクが嫌いなのか?この土地へ来て解ったのですが、実は私の住んでいるこの近辺が紋次郎の生まれ故郷なのです。多分、紋次郎が子供の頃、食べるものといえばコンニャクだったのでしょう。それで大のコンニャク嫌いになったのだと思います。時代劇だからフィクションだとは思うのですが、これを書いた作家さんは、相当、時代考証にたけた人物なのですね!

 

今でも、ここいら辺は風が強いと、空が黄色くなります。畑ばっかりなので砂が沢山飛ぶのです。そしてその黄色い空を見るたびに子供の頃見た「木枯し紋次郎」を思い出すのです。

 

 

木枯し紋次郎のDVDです。「あっしには関わり合いのないことで」というクールなセリフが超かっこいいです。

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