脳のダメージが肥満を招く

肥満の原因は脳の障害

Date:November 25, 2019

Source:Radiological Society of North America

 

アメリカでは肥満の子供と若者がふえているとのこと。およそ1970代の三倍の比率らしい。ヒェ〜!

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最近、この若い人たちの肥満が脳のある部分の炎症と関連しているとが示された様で、コレをMRIという機械で計測したらどうなるかという論文です。

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 MRIって磁気を使って脳の中を見る機械なんだけど、いろんな写し方があって、その中でも拡散テンソル画像という神経繊維がバッチリ見える画像を調べた様です。

 

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上の画像が拡散テンソル画像。

繊維の束ごとに色分けしてあって神経繊維にダメージがあるとすぐにわかるという優れものです。

 

いつも思うけど、どんな天才がこういう機械を作るんだろう?

少なくとも私の周りにはいないなぁ〜。

 

で、この機械を使って肥満の人の脳を調べた結果、脳梁と内側の前頭眼窩野というところが炎症を起こしているとのことです。

 

脳梁って右の脳と左の脳を繋いでいる大きな神経繊維の束です。

 

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内側の前頭眼窩野は何をしているかというと、食欲のコントロール、感情のコントロール、認知機能、なんかをやっているそうです。

 

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なんだかいかにもって感じの場所ですね。ちょっと話ができすぎている様な感じもします。

 

で、結局その脳の炎症が直接の原因ではなくて、その炎症によって痩せホルモンで有名なレプチン(食欲を抑える素晴らしいホルモン)が阻害されるために太るんだそうです。

 

また、この炎症はインスリンの効果にも影響を与えるそうで炎症と合わせてホルモン異常が肥満につながると言っています。

 

炎症が先か、ホルモン異常が先か、食べながら考えようかな!

 

 

凄いの見つけました。

レプチン同様、脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンは善玉アディポサイトカインと呼ばれる生理活性物質で血糖を下げたり、脂肪の燃焼を助けたりその他たくさんの作用がある物質です。

 

こんなの市販されているんですね。しかもサプリメントで!